『モンペ・モンペ』(2014・米)
どうも井伊古里です。
皆さん、最近戦っていますか?
私は毎日働きたくないという自分と戦いながら、労働してます。誰か代わりに働いてきてくれ。
そう、哀しいかな。人は誰しも戦わねばならぬ時というものが存在します。
例えば、それは、自分の大事な何かを守るため。
自分、家族、社会ー…。
自分や相手がどんな立場や社会的門地であろうと構いません。
必要な時に立ち上がる勇気。
それこそが、隷従に慣れてしまった我々に本当に必要なことなのかもしれません。
我々は本来、皆、誇り高き戦士なのです。
いざ!!プライドを胸に反撃の狼煙を上げろ!!
ということで、本日はこの映画。
『モンペ・モンペ』(2014・米)
キャッチコピーは "争いも辞さない" 。
簡単に言うと、教員の「きょ」はサービス業の「サ」ということです。(違います)
【あらすじ】
教員になったばかりのクレアは、モンペのスペンサー夫人に悩まされています。
ある時、スペンサー夫人はいつものようにクレアに文句を言います。
しかし、その時現場にはちょうどクレアの母親がその場に居合わせてしまい…。
さて、このお話、タイトルで相当出落ちですね…w
主人公のクレアさんは、一生懸命に頑張ります。
そんなクレアさんに突っかかってくるのが、スペンサー夫人。
あらあらまぁまぁという具合に、クレアさんのファッションから持ち物チェックまで。
やれ、
ファッションのセンスがないからもっと女性らしくしろだの、
鞄がおしゃれすぎるからもっと仕事を意識しろだの、
どっちだっちゅーの!というイチャモンをつけまくります。
ある日、クレアさんは休日の街中でスペンサー夫人に出会い、ネチネチ言われます。
ところが、クレアさんと待ち合わせていた母親がその現場を見てしまいます。
「うちの娘になんて言い草‼︎」
母親はすぐさま怒りだします。
ということで、予想がつくかもしれませんが、実はクレアさんの母親もモンペでした。
モンペという言葉が生まれた当初からの筋金入りのモンペだったのです。
なるほど、これは盲点でした。
今の時代の年若い教員だと、モンペの子供という可能性があるんですね…w
モンペの戦いは、化物の如く、ゴジラvsキメラあるいはシャークvsオクトパスのようなカオスを生み出していきます。
年季の入ったモンペ最古参と洗練された最新モンペ。
双方譲ることなく、ヒートアップするモンペたちの争い。
いつしか訴訟に大発展します。
果たしてこの争いに勝つのはどちらなのかー…?
さて、教員の母親と生徒の母親が法廷で争うとんでもな事態。
クレアさんの話は面白おかしく、街の噂になります。
生徒達からもからかわれる始末。
そして、とうとう校長に呼び出され、クビを宣告されたクレアさんは…
遂にキレてしまいましたw
二人の争いのせいで、職場を追われたクレアさんは、逆に二人と校長を訴えます。
見事、裁判に勝ったクレアさんは、満面の笑みでスーツケースを持って颯爽とNYを後にします。
煩い人間達から逃れ、お洒落を目一杯して、機内でウキウキのクレアさん。
ところが、CAがクレアさんの服にジュースをこぼしてしまいます。
クレアさんの鼻の穴がピクピク膨らんだところでお終いです。
鼻ピクは、お母さんが文句を言う前の癖だったんですよねw
ということでモンペに進化する予兆を感じさせつつ、本編終了でした。
モンスター達の争いもたまにはいいですね。
裁判&家族の絆、そして切なさを感じたいのならこちら。
もっと血肉飛び散る、学校内での争いが見たいならこちら。