『What's your name?』(2017・英) 少しネタバレ&感想
こんばんは。
さて、最近、めっきりニュースを見る機会が増えました。
テレビを見ていると、政治家ってつくづく大変だなぁと思います。
国を率いて、一つの方向へ進むことの難しさを感じますね。
時には、過去の自分がうっかり口にした公約に苦しめられる場合もありますしね。
それでも、一度は約束したものですから、当然守ろうとする義務は発生してしまいますし、難儀なものです。
…ですが。
もし、自分が口にしていない公約であれば、それは守る必要がないのでしょうか…?
それとも、やはり政治家になった以上は国民の望む政策を果たす義務が生じてしまうのでしょうか?
ということで、今日紹介するのはこちら。
『What's your name?』(2017・英)
【あらすじ】
米国大統領選挙で互いに争っていたウノ氏とアッチャー氏。
大統領になったら宇宙人と仲良くなるなどとふざけた公約ばかりを言っていたウノ氏に対し、アッチャー氏の勝利は確実に思えたが、蓋を開けてみるとまさかの落選。
国の行く末を憂いたアッチャー氏は、その夜星に願いをかける。
今からでも遅くない、私を大統領にしてくれ…と。
翌日、目が覚めると、なんとアッチャー氏とウノ氏の身体が入れ替わってしまっていた。
あの破茶滅茶な公約を守るのは私!?
訳が分からぬながらも、公約を守るため、国民の意見を尊重するために、アッチャー氏は奔走するー…
さて、皆さん既にお気づきでしょうか?
一見、古そうなパッケージなので、分かりづらいですが、どこかで観たこと聞いたことあるようなこの内容。
そう。この映画ができる前年に、日本で大流行したのはかの有名なあの映画。
『君の名は』です。
そして、当時、この映画のヒットとほぼ時を前後して行われた、大統領選挙が予想外の結末を迎えたのでしたね。
○ッチャーさんにトラ○プさんが勝ってしまった、あの番狂わせの選挙です。
テレビの前で驚いた記憶のある人も多いのではないでしょうか。
それらをなぜかフュージョンさせ、作られたパロディのようなものがこの映画です。
大統領選挙でボロ負けのアッチャー氏は、落選した夜、寝室から星を見上げ、流星にお願いする…。
「神様、今からでもいいので、私を大統領にしてください…」
そうしたら、なんと空に大きな文字が。
気づかぬアッチャー氏は寝てしまうが…。
翌日、入れ替わってしまったアッチャー氏。
呆然とするが、優秀な秘書マイケルが気づいたことで、アッチャー氏とウノ氏とマイケルの三人で事態を隠し、なんとか仕事を果たすという方向になります。
半泣きで、なんとか公約を守ろうとする姿はだんだん目頭が熱くなってきますw
NASAのトップに頼み込み、宇宙人の存在を公表する許可を取り付けたアッチャー氏のパワフルさには驚きますwなかなか骨のあるキャラですね。
そして、最重要人物かもしれない、アッチャー氏の秘書マイケル。
彼も良いキャラしています。
アッチャー氏が落選した時に、
「あっちゃー」
とジョークを飛ばし、エルボーを入れられたおちゃらけ野郎ですが、彼なしには、公約の実現は不可能だったでしょうね。
それくらい優秀な男でした。
まぁ、それでも、自分がしてもいない約束の責任を負わされるなんてゾッとしますw
これは、コメディだったから気楽に観られましたが、やっぱり現実とは違いますよねぇ。
こんなことが起こったらと思うと、政治家なんて怖くて目指せませんね。
さて、元ネタを観ようかなって人はこちら。