映画廃人・井伊古里の夢ブログ

実在しない映画の感想を延々と書いたり、日常で作ってみたものをあげてみたり。小さくても一生懸命生きています。

『ハーター』(2001年・邦) ネタバレ&感想

 

愛。

それは、生きる糧ー…

人は皆、し合うために生まれてくるのかもしれないー…。

 

はい、ということで井伊古里です。

 

例によって、遊びにも行けず、自宅という名の1Rの牢獄に閉じ込められております。

家族とも離れ、恋人もおらず、人と話さない!!

もう愛が足りないこと、この上ない!!

 

まぁ、いうて、友人と毎週のように10時間以上LINE電話しながら、昼間から酒飲んでオンライン麻雀やってるんですがね。

ぶっちゃけ、どちゃくそ楽しいけれど、そんなウシジマ君に出てくるような爛れた生活ではなくて、もっとに溢れた生活も送ってみたい!!

 

ということで、今日はハートの溢れる映画の紹介です!

 

『ハーター』(2001年・邦)

 

 

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【あらすじ】

ある日、空からたくさんのハートが日本へ降り注いだー…。そして、世界は一変した。

 

 

というわけで、あらまぁなんて素敵なお話なんざましょー。

まるで御伽話みたい。きっと心温まるハートフルストーリーなんだろうなぁ。

 

 

なんてな!!

 

この私が、そんなものを紹介するわけがない。

 

当然のように、れっきとしたB級クソ映画でございます。

しかも、割とエグい。

ハートフルストーリーならぬハート降るストーリーです。

 

降ってきたハートが当たって人が死に、社会が混乱し、国会も機能停止する。

人々の醜い争いに、ブルブルと震えて分裂し、増えるハート。

人間がハートを攻撃すれば、謎の体液?を飛び散らせ、破裂する。

 

ハートフルボッコストーリーです。

 

しかも、恐ろしいのが、このハートが何か一切作中では明言されていないこと。

え、なんだったの?みたいな感じがすごい。

終わり方も、街の人々が、これで終わったのか…?みたいな不安気かつ疑心暗鬼な表情で空を見上げるっていう。

で、カメラが引かれていき、もくもくと黒煙を上げる東京が写され、終了。

国としては機能しなくなっているし、人は暴徒化しているし、今後どうなるんだろう…みたいな話。

整合性も何もないです。わけもわからず、ハートが降ってきてパニックになるだけ。

 

結局何が何だかわからないままに終わる、薄気味悪さしかないですね。

これ作った脚本家や監督も何がしたかったのかわかってないんじゃないか。

多分、気持ち悪いハートを描きたかっただけなんだろうな。

 

以上、ハーターでした。