『バーチャルウォーズ』(2019・米) 感想&ネタバレあり
どうも、井伊古里です。
さて、更新をサボっている間に、気づいたら5月も終わりつつあります。
時が経つのは早いですね。
5月といえば、一年前では、新元号に天皇即位と日本中が湧き立っていました。
そしてオリンピックと輝かしい年が続くはずでした。
一年でこうも世の中が変わってしまうのだなぁと驚きをもって日々を過ごしています。
オリンピックに出る選手らも研鑽を積み、タイミングを合わせてきているのに無念ですよね。
やはり、スポーツをしている人間にとって、オリンピックに出ることは誉であり、憧れですよね。
私もスポーツは好きですが、壊滅的に運動神経が悪いので、大学時代にはスノボで1人勝手に転倒して頭を5針縫ったことがあります。
そんな私にとってはオリンピックに出るなんていうのは、夢のまた夢。
…でも、未来では、スポーツ選手になるのに運動神経など要らない時代が来るのかもしれませんよ?
ということで、本日紹介するのはこの映画。
『バーチャルウォーズ』(2019・米)
【あらすじ】
近未来、人々は皆平等であるべきという思想が蔓延っていた。
身体的特性や能力に依存するオリンピックは差別的であるという観点から廃止され、VRオリンピックに変わっていた。
人々は、VRの同一キャラクターを使うことで男女や個人の運動神経、身体的特性に関係なく、頭や運などあらゆるものを使ってプロスポーツ選手になることが可能となったのだ。
優秀なSEであるフィリップの親友カインは、生まれながらにして足がないものの類稀な運動神経とセンスでVRオリンピックのサッカー代表に選ばれていた。
半年後には、VRオリンピックの開催が予定されていたのだが、何者かのサイバー攻撃を受け、オリンピックサーバーがダウンする。
このままでは、カインは試合に出られない。
フィリップは、親友のため、サーバーを直そうとするが、そこで大きな陰謀を知ってしまうー…。
なるほど、そういう感じですね。
壮大なタイトルですが、主人公と敵という二項対立がわかりやすいですね。
VRオリンピック会場。
ここに出場予定だったカインだが…
まさかのサーバーダウン。
原因不明で、VRオリンピックがこのままでは延期に…。すっかりしょげてしまったカイン。
そんな親友を見て心を決めたフィリップ。
原因を解明しようとしたフィリップは、国家のサーバーにハッキングし、怪しげなデータを見つけてしまった…。
プロジェクトの第一弾として、オリンピックの破壊があるらしい。
オリンピック破壊プログラムの情報は、複数のサーバーにバラバラに保管されているらしい。
でも、元々のサーバーに無理やり情報を隠したので、一部バグが生じているはずだ。
フィリップはそう考え、電子空間に入り、複数のサーバーを移動しながら、隠された情報を集めていくわけです。
私は割と嫌いじゃないな。
不思議の国のアリスならぬ、電脳世界のアリスみたいな感じ。
基本スタイルとしては、バグの生じた電子空間に主人公が入って、問題を解決していくことで話が進んでいくみたいですね。
もっと近未来な感じをイメージしてたけど、サーバーによって場面は様々。
熱帯だったり、会議場だったり、SF空間だったり。日本の江戸も出てきましたよー。
江戸サーバーで、富士山の天候の歪みを察知して、バグに気付くとか、会議場で上司が同じことを二回ずつ繰り返すところでバグに気付くとか、そんな感じ。
バグに気付いても直すのに時間があまりかけないから、話としてはサクサク進む。
ただ、結局、今回の話では陰謀の概要がよくわからないんですよね。
サーバー直せた、やったぁオリンピックだ、で終わってるわけです。
実は、この映画が第一作なんですよね。もともと三部作のつもりで、後々伏線回収しようとして作られてるんですね。
ですが、盛大に大こけしてるので、まず続編はないでしょうw
陰謀は分からず仕舞いです。諦めましょう。
別空間のSFといえばこちらですよね。